有給休暇は取得できていますか?
有給休暇の取得が2019年から義務付けられましたね。
働き方改革の一環でこのような措置がとられたわけですが、もともと有給休暇は働いている方の権利として存在していました。
ただ、会社によっては「いつでも好きな時に有給休暇が取れる」というわけではないですね。
自分が働いている職場の人が一切有給休暇を取得しない人達ばかりだと、自分だけが有給休暇を取るのが申し訳ないと思ってしまいますね。
周りに遠慮して、休暇を取得しづらいと感じている方って多いと思います。
有給休暇が取りたくてもとれない
「入社して数年たったけれども、有給休暇なんて使ったことがないよ」
って方も多いと思います。
私の周りにもちらほらいます。
唯一取った有給休暇が「自分が体調不良で動けなかったときのみ」って人もいました。
海外は、地域によりますが「バカンス」という長期休暇を取得しやすい環境があります。
その事実を知ると羨ましく感じますね。
海外の人から見たら日本人は「働きすぎ」って思われることが多いです。
有給取得が義務化されたとはいえ、まだまだ自分のタイミングで有給休暇を取得できる環境は少ないのが現状ではないでしょうか。
なぜ取りづらいのか
やはり、有給休暇の取得という習慣が今までなかった「日本人の気質」的な部分が大いに関係しているように思います。
周りが有給休暇を取得していない人ばかりだと「自分だけ休暇を取るのは気まずい」って取得をあきらめてしまう流れになります。
今まで有給休暇を取得してこなかった人は、「有給休暇を取って何をすればいいのかわからない」って人も少なからずいますね。
慣れたものから変化していくには時間がかかります。
有給休暇の完全取得を目指してみる
ただ、今後の世の中の流れとして、有給休暇を取得しにくい問題は徐々に改善されていくと思います。
有給休暇の義務化が始まったこともその現れですね。
国も後押ししている部分なので、少しずつ前進していくことでしょう。
そして、どうせ世の中が「有給休暇取得」の流れになるのであれば、早い段階から率先して使っていった方がいいです。
今のうちから、有給休暇の完全取得を目標の一つに掲げてみてはいかがですか。
自分がいつ休暇を取るかのイメージを持っておけば、自分自身の仕事の進め方も変わってくるでしょうし、周りに「休暇を取る」旨を余裕をもって伝えておけば、仕事を休むことへの影響もなくなってきますよね。
有給休暇に理由は必要ない
初めにも書いた通り、有給休暇は労働者の権利として存在しているので、本来であれば詳細に理由を伝える必要はないわけです。
「私用」というだけで済ませてしまっても問題ないのです。
が、職場によってはなかなかそうもいかないところもあると思います。
他の同僚に仕事の負担がいくので「何かしら妥当な理由がないと示しがつかない」こともありますね。
この際、何か適当に理由を作ってしまいましょう。
私も以前は「家の手伝い」とか何かしらネットで調べて理由をつけて有給を取得していました。
休暇を取得することに躊躇していると、状況は変化していきませんから。
有給が取得できる会社への転職
有給休暇もそうですが、この辺りの労働問題はトラブルになりがちですよね。
有給休暇取得が義務化されたとはいえ「休暇を取って出勤させる」ようなブラックなことも出てくると思います。
労働問題を抱えているのであれば、初めに労働基準監督署に相談するという方法も職場改善には有効な手段です。
労基が会社に入って長時間労働が改善された、退勤時間の管理が厳格になったというところも多いでしょう。
会社と争って退職金をしっかりもらったという人も私の身近にはいます。
もし、そのような手続きが面倒くさい方は、会社制度がしっかりしているところに転職するという選択肢を検討するのが一番手っ取り早いですね。
しっかりと有給休暇を取れる社風のところに乗り換えてしまった方が、自分自身も休暇を取得しやすくなるのは間違いないでしょう。
有給休暇を取って自分の時間を満喫する
有給休暇を取得すれば自分の自由に使える時間が増えますよね。
その時間を使って趣味を極めてもいいですし、勉強してもいいですし、副業をして収入アップにつなげてみてもいいですよね。
時間がなければ何もできませんので、自分の時間を作っていくという事はとても重要なことです。
有給休暇を取得して自身の人生の充実を図っていってみてはいかがでしょうか。