仕事でわからないことがあったときに、人に聞いた方がいいのか、自分で調べた方がいいのか迷った経験はありませんか?
社会人経験が少ないと、この辺りの判断に迷うことがありますよね。
以下のやりとりは、私が社会人になって間もない頃の経験です。
上司:なんで残業してるの?
自分:すみません、この部分がわからないので今調べている最中です。
上司:そんなこと、人に聞けばいいでしょ。
数日後…
自分:(この前、人に聞けと言われたし、またわからないことがあるから先輩に聞くか。)
自分:先輩、ここがわからないので教えてほしいのですが。
先輩:そんぐらい、自分で調べなよ。
自分:・・・。
どうすれば良いんだよ?って当時は思っていましたが、経験が浅いとこの辺りの塩梅がわからないんですよね。
とは言うものの、この辺りの塩梅を理解していると、仕事がとてもやりやすくなることは言うまでもありません。
本記事では
- 人に聞くことのメリット、デメリット
- 自分で調べることのメリット、デメリット
- 使い分けと、注意したいこと
についてまとめていきます。
https://hiroyoriblog.com/not-used-to-work/?=2012
1.人に聞く
1-1.人に聞くことのメリット
・すぐにわかる
人に聞くことのメリットは、問題解決の早さです。
自分ではわからなかったことを、ものの数分で教えてもらえるのはとてつもないメリットですよね。
時間の削減につながります。
・安心感を得られる
一人で抱え込んで仕事をしているときよりも、だれかに教わりながら仕事を進めるほうが安心感を得ることができます。
迷いがなくなり安心感を得られることで、仕事をスムーズに進められますね。
1-2.人に聞くことのデメリット
・相手の時間を奪ってしまう
人に聞くことのデメリットは、相手の時間を奪うことです。
お金を払って教えてもらっている状況なら話は別ですが、基本的には相手の時間と労力を無償で提供してもらうことになりますね。
相手は、自分の仕事を止めて教えてくれているという事実を忘れてはいけませんね。
・自分で問題解決ができなくなる
人に聞くことの副作用かもしれませんが、人に聞くことを続けていくと、自分でわからないことを調べる機会が減ってきます。
人に聞くことは楽である反面、いざ自分が調べなければならない状態になったときに、どうやって調べていけばいいのかがわからなくなってしまいます。
自分で「問題解決ができない」状況になるのは避けたいところですね。
自分で調べる
2-1.自分で調べることのメリット
・自分で問題解決できるようになる
物事を自分で解決できるようになることは、仕事に限らず人生でも大いに役立ちます。
自分で調べて問題解決ができる人とそうでない人とでは、後々に大きな差が生まれていきます。
初めはうまくいかなくても、続けていくうちに「自分で調べるコツ」をつかむことができます。
物事の調べ方、問題解決のコツがわかるようになると、仕事だけではなく普段の生活でも役に立ちますね。
2-2.自分で調べることのデメリット
・ものによっては遠回りに
自分で調べることはとても大切なことですが、何でもかんでも自分で調べようとすると、余計なことに時間を割いてしまう可能性も高くなります。
仕事の効率を考えた場合、人に聞いた方が圧倒的にいい場面は必ず存在します。
「自分だけでは調べきれない」「人から有益な情報が得られることもある」という事は頭の中に入れておきましょう。
人に聞いた方がいい時とは
・残業が多くなりそうなとき
働き方改革が叫ばれて以降、残業に対する世の中の考え方が徐々に変化してきているように感じます。
会社側も個人の残業時間を気にするようになり、今まで以上に勤怠管理が徹底されるようになったと感じている方も多いと思います。
そのため、残業が多くなりそうであれば、わからないことは人に聞いてしまった方が無難でしょう。
会社が残業にシビアになっている中で残業をしていると、会社での評判を落とす原因にもなりますからね。
・属人的なもの
例えば、人からの引継資料など「その人の頭の中にしかない情報」であれば自分で調べていくことは困難です。
引継資料を見ても理解できなかったものは、引継いだ側にも落ち度があると考えて聞いてしまいましょう。
人に聞くときの注意事項
質問はまとめて端的に
人に聞く場合のデメリットを理解していればわかるとは思いますが、頻繁に何回も質問するのはよくありません。
出来るだけまとめて1回で質問してしまいましょう。
ただし、まとめればいいからと言って、あまりにも質問の個数が多いと相手も疲れてしまいます。
一回で質問するのであれば2~3個ぐらいがベターかなと思います。
もし、それ以上質問をするようなら、事前に相手に質問時間をとってもらいましょう。
「何個か質問したいのですが、どこかでお時間をいただけませんか?」と聞いて、相手に予定の調整をお願いしましょう。
相手のことも見極めて
聞く相手を選ぶことも大切です。
上司や先輩であれ、何でも知っているということはありませんよね。
相手のことを考えずに、何でもかんでも質問してしまうのは相手に対しても失礼です。
自分が質問しようとしている内容を、だれにぶつけるのが一番適切なのかを考えて行動しましょう。
質問を避けたほうがいいタイミングとは
・直後に予定が入っているとき
可能であれば、相手の人の予定を事前に確認しておきたいところです。
相手があと10分で「会議に行かなければ」、「出張に出かけなければ」ならないタイミングで質問するわけにはいきませんよね。
向こうもバタバタしたくはないのです。
・相手が集中したいとき
見るからに相手が集中したいときは、話しかけるのは避けましょう。
例えば、相手が自席を離れて別室にこもって作業しているのなら、話しかけてほしくないのは明白ですね。
自席に戻ってきたり、トイレや飲み物をとって戻ってきたときなど、作業から離れたタイミングで話しかけてると、幾分マシになります。
緊急の時などは別ですが、そうでなければ相手が集中しているときに質問するのは避けましょう。
まとめ
人に聞くことと自分で調べることについて書いていきました。
上手に使い分けられるようになれば、仕事をうまくこなすことができるようになりますよ。