- 仕事量が半端ない
- 理不尽な上司に怒られてばかり
- 人事評価が不透明
理不尽だと思う事に悩まされていませんか。
仕事をしていれば大なり小なり理不尽なことが付きまといます。
とは言え、度を過ぎた理不尽はストレスをためて生活にも悪影響を及ぼしますね。
仕事の中の至る所にある理不尽ですが、うまく対処できるようになればそれに越したことはないですね。
理不尽を乗り越えれば成長できるわけではない
まず初めに押さえておきたいことが、理不尽に耐え抜いたからといって自分自身が成長できるわけではないという事です。
仕事をするうえで、踏ん張りどころ、我慢のしどころとというのは確かに存在します。
でも、「ただがむしゃらに目の前の仕事に向かえばいい」というような単純なものは存在しません。
目の前の仕事が雑務ばかりなら時間を無駄にするだけですね。
雑務が不要と言っているわけではありません。
仕事をするうえで雑務をこなすことは必要でしょうが、それが大半を占めている場合はどんなに大量の仕事をこなしても自分の成長にはつながりません。
事務処理能力が向上する程度です。
それよりは、新しいものにチャレンジして、そこから得られた結果をもとに改善行動を続けていく。
自分の脳みそから大量の汗が出るぐらい考えて、その考えを実行に移して、再度自分の中で評価してみる。
そんな仕事ができているのなら成長する機会はあります。
組織や上司から、ただ大量の仕事量を与えられていても、その仕事が将来的に自分を成長させてくれるものでなければ、無駄に時間を使うだけです。
スキルもなにも身に付きませんね。
上司からの理不尽
上司と一言に表現しても多くのタイプがいますが、ざっくり分ければ以下のとおりになります。
- 良い上司
- 悪い上司
みなさんの周りにはどちらのタイプの上司が多いですか。
仕事の一番の悩みとして「上司との関係」がありますね。
理不尽なことを普段から言われているという方もいらっしゃるでしょう。
以下は典型的なものですね
- 大量の仕事を抱えているのに「なんでそんなに残業しているんだ」と言われる
- 暗に休日出勤するようプレッシャーをかけてくる
- 論理的な会話に発展せずにすぐに怒鳴る
- 残業時間の長さで人を評価してくる
日本の成長が右肩上がりだったころは、とにかく頑張って働くことが評価されていましたし、そのころの感覚が抜けない人も組織の中にいます。
現代は、時代の変化が早くなっており、上司自身が過去に経験してきた仕事のやり方が通用しなくなっています。
でも、頑なに価値観を変えない上司もいますね。
そんな上司が放つセリフは
「うちの会社はいい会社だ」
「お前はほかのところに行っても通用しない」
とかですね。
しかもその言葉を、ほかの会社を経験したことのない上司が言ったりしているわけなので、説得力が皆無ですね。
このような場合は気にするだけ無駄なので、気にしないようにする努力を自分の中で続けることが大切です。
理不尽を悪化させないために
理不尽なことを言われると、どうしても言い返したくなったり、イライラした態度を相手に見せてしまうことがあります。
でも、これはあまりお勧めできません。
なぜなら、自分までイライラしていたら「相手の土俵に降りて行くようなもの」だからです。
理不尽なことを言ってくる人は、感情的になっている場合が多いですね。
感情的になっている人がいる土俵にわざわざ行く必要はありません。
お互いが感情論でぶつかれば、お互いに消耗して得るものがありません。
相手が感情的になっている以上、自分は冷静さを保っていないと状況は悪化しますし、自分にとってもメリットがありません。
これは何も我慢しろと言っているわけではありませんよ。
単に、自分のメリットにならない行動を、わざわざする必要はないという事です。
理不尽に対処する方法(自分の感情をコントロール)
理不尽なことを言われると、反射的にイラっとしてしまうことがありますね。
その時に、自分の感情を冷静に保てる方法があります。
それは、今の自分を客観的に見ることです。
「あ、今の自分は上司から理不尽なことを言われていてイライラしているな」
といった具合に、一つ上の目線から自分で自分を観察してみてください。
そうすると、自分を客観的に見られるので冷静になれます。
余裕があれば、今の自分のイライラレベルを判定してみましょう。
5段階でも10段階でもいいです。
「うーん、今日のイライラは5段階ぐらいかな。前回点数付けたときよりも今回の方がましだわ」
といった具合に点数をつけて過去と比較してみたりすると、結構冷静になれるものです。
それを考えている間は、相手の理不尽な言動が頭の中まで入ってきませんね。
(相手が重要なことを言っている場合は聞き逃してはダメですよ)
自分がコントロールできるものは自分自身しかありません。
そして、自分の感情をコントロールできるようになると、世の中にある雑音にあまり気を取られなくなります。
この辺りは試してみてください。
慣れるには時間がかかるかもしれませんが、効果はあります。
法的措置や環境を変えるのもあり
仕事をしていく中で、時にはセクハラ、パワハラ認定されてもおかしくないような理不尽な扱いを受けることがありますね。
もし、自分自身でどうしようもなければ周囲に相談できる人を確保しておくことは大切です。
まず大前提として「一人で抱え込んでしまうのは良くない」という事を頭に入れておいてください。
今まで自分一人だけで対処してきたけれども、どうしても苦しい、つらいと思う場合は周囲に相談することで多少なりとも楽になれます。
そして「法令を犯す」もしくは「結構なグレーゾーンの場合」は、しっかりと専門機関に相談することも大切です。
自分で「これくらいの扱いを受けるのは普通」と思っていても、世間一般からすると「常識からかけ離れている」という場合もありますからね。
自分だけの狭い世界だと、誤った認識を持つこともあるので、視野を広げるという意味でも専門機関に相談することは効果があります。
そして、自分自身にも知識が付きますね。
専門機関自体も、相談を受けること、悪質な場合は事例を解決していくことを仕事にしているわけなので、利用することに遠慮する必要はありませんね。
また、根本的に会社がブラック企業であれば転職活動を視野に入れるのもありです。
その場合は、感情のまま転職することは良くないので、しっかりと転職先を見極めていく必要はあります。
まとめ
仕事の中では理不尽なことは大なり小なり付きまといます。
なので、まずは自分自身が理不尽なことに対して「気にしなくなる」というのが最も手っ取り早く、効果的な方法です。
まずはここの部分を鍛えていくのがおすすめですね。
そして、悪質な扱いを受けた場合は、自分だけで抱え込まずに周囲に相談する、専門機関を利用することも大切ですね。
自分の身を守るために、周囲の力を頼るのも時には大切なことです。