- 仕事にまじめに取り組んでいるのに評価されない
- 上司に気に入られている人が出世していると感じる
- まじめに働くことに疑問を抱いている
このように感じている方に向けて記事を書いていきます。
仕事を真面目にこなすことが「美徳」と考えられてきましたが、時代の変化でその価値観に疑問を持つようになっている人は多いことでしょう。
よく海外の人から、日本人は働きすぎという評価を受けていますね。
先進国でありながら、人々が自分の生活に対して幸せを感じていないのが今の日本です。
その原因は、私たちが何気なくとっている「仕事への姿勢」が原因なのかもしれません。
となれば、人生の大半をささげることになる「仕事」への考え方や姿勢を変化させることが必要な時期に差し掛かっていると言えるかもしれませんね。
この記事では
- 仕事は適当なくらいがちょうどいい
- 仕事を適当にできるようにするにはどうすればよいか
についてまとめていきます。
仕事をサボるのではなく、いい塩梅で適当にこなしていくことが重要です。
それでは本題に入ります。
Contents
なぜまじめに働いてしまうのか
まずは、そもそも私たちはなぜ仕事に対してまじめに取り組んでしまうのかという事から考える必要があります。
仕事にまじめに取り組むことの理由に「小さいころに目の当たりにした価値観」がありますね。
特に何も疑問を抱かずに「まじめに働くこと=良いこと」と考える人が多いことも、その裏付けでしょう。
また、仕事を通じて評価されたいなどの、突き詰めると「利己的な理由」も関係してきます。
私たちが仕事にまじめに取り組む理由は何でしょう。
以下に具体例を列記していきます。
今の仕事が楽しくて仕方がない
仕事が楽しくて仕方がないから、仕事に対してまじめに取り組んでいることがまずは理由として挙げられますね。
仕事が楽しくて仕方がない状態は、とても素晴らしいことだと思いますし、是非継続してほしい状態ですね。
私も一時期、とあるプロジェクトが楽しくて熱中して取り組んだことがあります。
周りからは真面目に仕事をしているとみられていたようですが、私自身は面白くてしょうがない状態で仕事をしていたので、特に苦に感じていませんでした。
(なんなら、もう一度やりたいとさえ思っています。)
社会人として仕事が楽しくて仕方がないのは理想的な状態でしょう。
ただし、長い社会人生活の中で常に「仕事が楽しい状態」でいられるかは疑問がありますね。
まじめにやって評価されたいし出世したい
上司からの評価、会社内での出世のためにまじめに仕事をしているというパターンですね。
自分の承認欲求をモチベーションに変えて仕事をしている状態です。
新人の頃ならわりとこの辺りの感情は多くの人が持っていることと思います。
私自身もそうでした。
評価されたいという思いから、仕事を真面目に取り組むのは当然の行動でしょう。
適当になったときにどう評価されるかわからないという恐怖
逆に、適当に働いたときに周りからどう見られてしまうのかがわからず不安なので、とにかくまじめに働いてしまうパターンですね。
一言でいうと、周りの反応が怖い状態です。
極端に顔色を伺いながら仕事をしていると、結果としてまじめに働かざるを得なくなるでしょう。
収入に関する不安
収入に関する不安があるのでまじめに働いているというパターンですね。
これは、「今の仕事の評価=自分の収入を左右する」という状態なので、必然的にまじめに働いかないといけないと思ってしまいます。
評価が下がったりすると、生活に支障が出るのが目に見えている状態です。
なぜ仕事は適当なくらいがちょうどいいのか?
「仕事が楽しい」場合を除いて、まじめに働いているのであれば、そこは一考の余地ありです。
一旦冷静になってみて、自分が欲しているものが、本当にまじめに働くことで得ることができるのかという事を考えていった方がいいですね。
考えた結果、適当に働いても問題ないのなら、その考え方にシフトしていくことに越したことはありません。
自分の体が一番大切
仕事をする人の大半の理由が「生活をするため」だと思います。
生活できるだけのお金を手に入れることが仕事をしている理由ですよね。
なので、一番大切にしていることは、自分の生活=自分自身なのです。
とすると、本来であれば自分自身を傷つける行動を避ける必要がありますが、仕事にまじめに取り組んでしまい、自分の体を壊すようなことが散見されます。
体や心を一度壊してしまうと、復活するまでに時間がかかりますし、何より幸せとは程遠い状態になってしまいます。
「頭ではわかっいても行動できない」という状態に陥りやすいところですが、やはり体に何かあってからでは遅いので、事前に予防線を張る意味でも「仕事に適当に取り組む」ことには大きな意味があります。
他人はそこまであなたのことを気にしていない
「他人の目が」と思うかもしれませんが、正直あなたの頑張りに関して他人はそこまでの関心を抱きません。
なので、無駄に「他人の視線に恐怖」を感じる必要はないです。
他人の視線を気にするという事は、自分を守りたいという気持ちが裏側にあると思うのですが、他人の視線を気にしすぎた結果、自分の体力や精神をすり減らしているのなら、結局自分を傷つけることになります。
どのように見られているかを気にすることは、返って自分のことを苦しめることになるのでまじめでいる必要はないですね。
まじめでは出世しない
仕事をするうえではある程度まじめな方がいいことは言うまでもありません。
ただ、まじめな人は出世しにくいという面があるのも事実です。
それは、まじめではなく要領のいいひとが評価されて出世していくからですね。
一つの仕事をとっても、時間をかけてしっかり仕上げる人と、それなりの出来でも高速で処理する人なら後者の方がビジネスの世界には適しています。
自分の頑張りとか思いとは関係なく、要領よく仕事ができる人が評価されて出世していくのは、サラリーマンの世界に多いです。
それでもまじめから抜けられないのは、正直言うとその人のただの「こだわり」です。
評価や出世を目指しているのなら、まじめに働くことについて一考する価値のある部分です。
仕事を適当にできるようにするためにはどうすればいいか
自分のこだわりを捨てて、完璧を目指さないように
「適当に仕事をすることが良くない」と考えているのなら、なぜそう考えるのかを一回深く考えてみてもいいかもしれません。
考えた結果、納得できる回答がないのなら、「まじめに働かないといけない」と考えていることはある種の根拠のない「こだわり」なのかもしれませんね。
私は趣味で海外旅行をする関係上、海外で働いている日本人の方ともかかわる機会が多いです。
海外の働き方を聞くと、わりとゆったりしている国も多いです。
そんな中、日本人の働き方を見ると「なんで?」と感じることが少なくありません。
経営者など自分で事業を持っている人や、立ち上げて間もない会社で働いている人、会社の管理職であれば忙しく働いているのはわかるのですが、一般職員含めて日本中の多くの人が必死に働いている印象があり、時に疑問を感じます。
実際、身の回りで仕事を頑張りすぎて疲れ果てている同僚を見てもそう思います。
本人は「このままあと30年以上働くなんて考えたくない」と言いつつ、今の自分の働き方のスタンスを変えるつもりもなさそうです。
転職とかそういう話ではなく、自分の仕事を緩くやろうという選択肢がないように見えるという事です。
それこそ本人の「こだわり」なのではないかと感じてしまいます。。。
別の同僚も「たとえ自分が病気になっても働かなければならない」という発言をしていました。
さすがにそれは病院に行くことを推奨しましたが。。。

収入に関する不安があるなら副業を視野に入れること
今の会社で評価を落とすのが怖いという気持ちはわかります。
なぜ怖いと感じるかと言えば、その会社に「自分の収入の全てを依存」しているからですね。
では、もし「来月から何もすることなく30万もらえる」となったら、今の仕事に対してどのように向き合うでしょうか。
恐らくですが、そこまで必死に今の仕事に食らいつくことはしないのではないですか。
ましてや、自分の体を犠牲にしてまで仕事に打ち込むことは考えられないのではないでしょうか。
お金が入ることで心にゆとりが生まれるのは、最悪「今の会社を辞めても生活していけるだけの収入が他にあるから」ですね。
収入が不安で今の仕事が適当になれないのなら「今の仕事を頑張る以外にも、他の収入源を確保するという選択肢を視野に入れることを考えるべき」という事です。
仕事以外に収入が確保できれば、本業のほうは肩の力を抜いて仕事ができるようになるでしょう。
普段関わらないような人との交流の機会を設けること
頭の体操という意味でも、普段自分が関わらないような人と関わることを視野に入れておいた方がいいです。
なぜなら、自分の常識だと思っていたことが「打ち崩される」瞬間があるからですね。
同じコミュニティーに所属しているのは気持ちがいいですが、下手すると価値観が一部の偏ったものに固定されてしまいます。
交流を広げることで、あなたが抱えている仕事に対する価値観を打ち崩す出来事が起こるかもしれません。
海外の人と関わる機会があれば一番良いのですが、そうでなくても海外で働いていた人の話を聞くだけでも、今の自分の働き方に疑問を持つことができるかもしれませんね。
適当でも守るところは守るように
仕事の期限はしっかりと守る
仕事の締め切りは当然ですが守りましょう。
締め切りに遅れることで評価を下げることになるからです。
相手に対する心象も悪いですよね。
それに、締め切りに遅れがちにしていると、相手もそのリスクを恐れて「本来の締め切りよりも早めに期限を設定する」ことになってしまいます。
結果的に自分自身の首を絞めることになりますね。
仕事をするうえでは信頼関係は必要です。
なので、仕事の締め切りに関してはしっかりと守るようにしましょう。
やる気ないアピールをする必要はない
仕事に対して適当に取り組むことは大切ですが、なにも「やる気ないアピール」までする必要はありませんね。
不必要に自分の評価を下げる必要はないですし、「やる気のない人」がいると、職場の雰囲気が悪くなり組織に迷惑をかけることにつながるからです。
こうなると、ただの「かまってちゃん」認定をされてもおかしくありません。。。
やる気のないオーラやアピールをすることは慎みましょう。
忙しい風を装いながら、適度に手を抜いていくことが大切です。
【まとめ】仕事は適当なぐらいがちょうどいい
まじめな働き方に疑問を感じているのなら、まじめに働く必要があるのかを一度考えてみることが大切です。
働くことが当たり前になりすぎていますが、なんのために働いているのかを意識することで、視野を広げることができますね。
無知の知ではないですが、一度、自分が持っている常識を疑ってみることも大事ですね。