- 読書の習慣は身についたけれどもなんか自分が変われている気がしない
- 成長を感じられず漠然とした不安がある
このようなことで悩んでいませんか。
小説などを読んで楽しむための読書であれば、読んでいるだけで十分娯楽になりますね。
ただ、読書は自分への自己投資、つまり、自分が成長したいので関連するジャンルの本を読んでいるという方も多いと思います。
いくら本を読んでも、自分が前に進んでいる気がしないと感じていれば、読書をしていても「このままでいいのか」と迷ってしまいますね。
もし、この迷いを感じているのであれば、過去と比べて自分が進歩していないことに戸惑いや焦りを感じているのではありませんか。
そのような場合は、アウトプットが足りないのかもしれません。
今回の記事は、読書はしているけれどもなんか物足りなく感じている方に向けて書いていきます。
読書をしていることに安心していてはダメ
読書をしていると
「自分は読書をしているんだ」
という何か安心感のようなものを感じていませんか。
読書離れが進んでいる日本において、読書をしているというだけで少々いい目で見られてしまう現実があります。
多くの人がしていないことをしているのと、読書自体に「良いもの」というイメージが定着しているので、少々いい目で見られる傾向にありますね。
読書はすごいことではない
よく考えれば読書をすること自体は特段すごいことではありませんね。
ビジネス書であれば情報収集の媒体が本というだけです。
現代であればインターネットが普及しているので、ネットで情報収集している人なんて無数にいます。
ブログやYouTubeで有益な情報を発信している人なんていっぱいいますよね。
有益な情報は、スマホさえ持っていれば誰もが手にできる世の中です。
「ネットで情報収集している」と聞いても、触感的にすごいとは思わないですよね。
なぜか本はいい目で見られる
情報収集のために本を読んでいるのと、ネットで情報収集しているのは、本質的にやっていることは同じでも、本を読んでいる方がいい目で見られてしまいます。
このトリックにハマってしまうと、本を読んでいるだけで何かいいことをしているように感じてしまい、安心してしまいます。
せっかく何か成長したいと思って読書を始めたのに、読書していることに満足していては一向に成長はできませんね。
ネットでいろいろ調べまくっていても、行動していないのであれば現状は何も変わらないです。
本も同様で、ただ読んでいるだけでは何も変わらないのが現実です。
何かが目的で読書を始めたのであれば、本から学び、それを行動に移していくことが大切です。
知識をため込むことが目的ではない
あなたは、何を期待して目の前の本を手に取ったのですか。
人によってさまざまな思いがありますね。
- コミュニケーション能力を高めたい
- 営業成績を伸ばしたい
- 仕事を効率的に行いたい
- プレゼンがうまくできるようになりたい
- マネジメントのやり方を知りたい
- 資格の勉強方法が知りたい
- 資産運用の方法が知りたい
- 健康的な生活を送る方法が知りたい
などなど。
確かにこれらの内容は、そのジャンルの本を読めばいろいろな解決策が出てきますね。
読み進めていくうちに、多くの知識もたまっていきます。
ただ、あなたが本を手に取った理由は、知識を貯めることではないですよね。
知識武装することが、あなたの目的ではないはずです。
何かを変えたくて本を手に取ったのでは
本を通じて、今抱えている自分の悩みの解決の糸口にしたいと思っていたのではないですか。
今自分が具体的に悩んでいることがあったから本を手に取ったのに、その本を読んだだけで満足してしまうと現実は何も変わりません。
本を読んで、何か解決したような気分になるかもしれませんが、実際にその現実を動かしてからでないと本当の解決にはならないですね。
知識を手にしただけでは現状は何も変わりません。
自分の問題を解決するためには、知識を貯めるだけでは不十分です。
取り組めることから素早く取り組んでいくことが大切
もし、本を読んでも何もアウトプットしていないのであれば、そこが改善していくべきポイントですね。
本に書いてある内容をアウトプットしてこそ、その本が生かされる瞬間です。
どんなに有益なことが書いてある本であっても、行動を起こさなければその本の良さは生かされません。
それを読んで「いいな」と思ったら、自分なりに動いていくことが大切になりますね。
プレゼンがうまくなりたいと思って本を読んだのであれば、そこから良いと思った要素を取り出しておいて、次の機会に積極的に使っていくことです。
決して、読んで満足するのではなく、アウトプットしていくことを心掛けた方がいいです。
本の内容が自分に合うかはわからない
ここで気を付けておきたいことが一点。
その本に書かれている内容が、自分に合うかどうかはわからない
という事です。
本で紹介されているものは、うまくいったことのある人が書いている具体的な事例なので、うまくいったことに説得力があります。
しかし、その人がうまくいったからといって、自分がうまくいくかどうかはわからないです。
一冊の本を読んだ程度なら、
「本の中から自分に合う有効な情報が得られなかった」
という事は十分あり得る話ですね。
「読んではアウトプット」を繰り返す
本の内容が自分に合わなかったからと言って
「本を読んでもうまくいかなかった」
とあきらめてしまっては勿体無いですね。
自分に合う方法が書かれている本はどこかにあります。
数冊読んでいけば、その中の一つの手法が自分にとって手ごたえになるものが出てきます。
なので、本を読んでは試してみるというアウトプットを繰り返していってほしいです。
自分に合うやり方を発見していくためにも、本を読んだ中で
「これは取り組める」
と思ったものがあれば、素早く取り組んでいくことが重要ですね。
【まとめ】読書以外にも時間を確保して、アウトプットを心掛けよう
読書だけでなく、アウトプットの重要性について解説していきました。
本はあくまでも情報をインプットする手段です。
しかし、自分が変わるためには実際の行動=アウトプットに移していく必要がありますよね。
本は、自分がアウトプットしてこそ生かされます。
逆にアウトプットしなければ、自分が変化していくことができませんし、読書をした時間(インプットした時間)が無駄になってしまいます。
アウトプットを日常にするためにも、読書以外にも時間を確保して行動していくことが大切です。