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図書館を徹底的に活用しよう!使っている人は使っている知識のセーフティーネット

あなたは最近図書館を利用しましたか。

小学生のころ、夏休みの宿題で図書館を利用したことがある方も多いですね。

本だけでなくCDも借りることができたので、頻繁に利用していた方もいるのではないでしょうか。

場所によっては高校、大学にもあって、図書館は学生のうちは何かと身近にある存在でしたね。

ただ、社会人になると、自分の生活の範囲から図書館が遠ざかってしまします。

学生時代とは違いお金を稼いでいるので、本を読むとなったら書店かアマゾンなどのネット経由で「購入する」方が多いですね。

無意識のうちに図書館から遠ざかってしまいますが、大人になってもその利便性というのは変わりません。

今回は、図書館を利用することについてまとめていきます。

図書館利用のメリット

図書館は無料で本が借りられる知識のセーフティーネット

図書館を利用することの一番のメリットは「無料で本が借りられる」ことですよね。

本をお金を出して買おうと思ったら、大体1,000~1,500円ぐらいしてしまいます。

数冊本を読んだらすぐに一万円に到達する金額ですね。

しかし、図書館を利用することで、無料で読みたい本を読むことができます。

これって、よく考えるとすごいことですよね。

1,500円で販売されているものでも無料で読むことができるのですから。

値段の高い専門書も無料で読める

本の中には、「専門書」のような値段の高いものも存在します。

一冊当たり1万円近くする本もあるのです。

それもすべて無料で読むことができるのですよ(その本が貯蔵されていればですが。)。

基本的に誰でも無料で利用することができ、専門性の高い情報が載った本がそろっている。

まさに図書館は「知識のセーフティーネット」です。

本に中にある情報はエビデンスも整っているので、ネットの情報に比べると信頼性がありますよね。

編集などの作業も途中で挟んでいるので、文章も誤解を与えないように練られています。

これだけ良質な情報を、束ねて無料で貸し出してくれるのが図書館です。

自分の身近な場所にあったら、利用しない手はないですよ。

気軽に借りることができる

本が無料だからという事もありますが、図書館では気軽に本を借りることができます。

普通に本を買うときって、皆さんどのような行動をとりますか。

おそらく

  • 書店に行って多少中身を確認しながら、一番気になった本を購入する
  • アマゾンなどのレビューを調べて良さそうなものを購入する

という行動をとることが多いと思います。

やはり、お金をかけて購入するときは、多少時間をかけて吟味してしまいますよね。

図書館は気になった本を全て読める

図書館の場合は、何冊借りても無料なので、気になった本は

「とりあえず借りて読んでみるか」

って、気軽に選んで借りることができるのですよね。

これも、なかなかのメリットだと思います。

本を購入する場合は、同じジャンルの本で気になるものが5冊10冊あると躊躇しますよね。

「全部は買えないから、この中から一番気になるものだけ買おう」

みたいになります。

他に気になった本があっても、渋々あきらめてしまうのではないですか。

一方、図書館であればそんなことはないですよね。

気になった本は気軽に何冊でも借りてしまうことができますから。

とりあえず気になったら借りておいて、読んでみて「思っていたのと違うな」ってなっても、特に痛手にならないのがいいですね。

場所を取らない

本を買ってしまうと、読み終わった後の本の処理に困りますよね。

家の本棚に入れておけばいいとはいえ、限界があります。

本がたまっていくと整理に困りますし、捨てるのも勿体ないしでなかなか大変です。

ブックオフやメルカリなどで売ってもいいのだけれども、手間がかかる割にはそこまでのお金にならないですね。

一方、図書館から借りてきた本は、読み終わったら返すだけなので家の中に本が残りません

これが楽なのです。

読んだ本をすぐに返せる場所があるので、読み終わった後の本の処理を考えなくて済みます。

図書館利用は読み終わった後の本の処理を考える必要がないので、とても楽ですよ。

読書習慣がつく

図書館を利用すると、読書習慣をつけることができます。

それは、「図書館には貸出期限がある」からです。

「貸出期限」はデメリットでは?と感じるかもしれません。

読み切る前に期限が到来したら返さないといけないので、その点はデメリットになってしまいますよね。

でも、個人的には、読書習慣をつけるにあたり、この期限が決まっていることはメリットに思っています。

期限があることで「本を計画的に読むことができる」からです。

期限は、仕事でいう締め切りのようなものです。

期限がないと読書しない日が出てくる

みなさんは、もし仕事に締め切りが無かったらどんなペースで仕事を進めますか。

おそらくですが、仕事をしない日が出てくると思います。

仕事をしない日が一度でも出てくると、その後も仕事をしない日の頻度が上がっていきそうに思いませんか。

仕事の完成がいつになるかわからないので、期限は決めたほうがいいですよね。

読書も同様です。

読書習慣をつけようと思った時に、期限があったほうが「本を読もう」っていう気にさせてくれます。

期限が決まっているので、そこまでに読み切ろうと無意識のうちに頭の中で考えるからです。

自分で買った本の場合、返却期限がないので読むタイミングはいつでもいいですね。

この「いつでもいい」というのは、少し厄介です。

時間がないからっていう理由でせっかく買った本を読まなかったりします。

最悪、読むのを途中でやめてしまいますね。

そんな経験ありませんか。

期限があるかないかで読書に対する意識が変わってきます。

読書習慣を作ろうと思ったら、期限のある図書館の利用をするというのも一つの手です。

図書館利用のデメリット

人気の本は予約待ちになる

図書館は無料で本を借りることができますが、それゆえ人気の本には予約が殺到します。

10~20人の予約待ち、場合によっては100人以上待っている場合もあります。

多くの予約が入っていると、自分の順番が回ってくるのが半年ごとか一年後になってしまいます。

こうなったら自分で買った方が早いですね。

時間がたつと読みたい気持ちが薄れる

予約待ちで時間が経過すると

「その本を読もうとしていた時の気持ちが薄れてしまう」

ことがあります。

自分が「この本読みたい」と思っていても、半年後までその気持ちが継続しているかはわかりません。

気持ちが薄れてしまったら本を読む気も起きなくなりかねないので、あまりにも予約待ちで時間がかかりそうなら、図書館の利用は避けたほうがいいです。

新刊は準備されるまで時間がかかる

基本的に多くの本がそろっている図書館ですが、新刊に関しては世の中で発売されてから図書館に配備されるまで少々時間がかかります。

本にもよりますが、平均1か月以上はかかっているのではないでしょうか。

私自身もこの記事を書いている時点で、新刊の貸し出しの予約を3点ほどしています。

いずれも図書館に貯蔵予定の本で、発売から1ヶ月以上、本によっては2ヶ月ほど経過していますが、まだ貸し出しは開始されていません。

もし、発売された新刊で

「この本はどうしても早く読みたい」

って思うような本は、図書館で貸し出しを待つのではなく、書店などで購入してしまった方がいいです。

図書館だと、その本が貸し出し開始される時期がいつになるかわからないので、待っている間に熱が冷めてしまうことがありますから。

新刊で読みたい本は、自分で購入してしまいましょう。

図書館まで足を運ばなければならない

現代は物を送るのが便利な時代になりました。

オークションやフリマアプリなどでほかの人に何か送るときに、家の近くにある宅配業者の集配所やコンビニに預けてしまえば簡単に処理できる世の中ですよね。

ところが、図書館の場合はそうはいきません。

実際に図書館まで足を運ばないといけませんよね。

自分の家の近くに図書館がある場合ならとても便利ですが、人によっては電車で隣の駅まで、数駅先まで移動しなければならないです。

これは少々負担に感じる部分かもしれません。

何かの用事のついでで図書館によれるのならいいのですが、図書館に行くためだけに長い距離を移動しなければならないのは、少々面倒ではあります。

なるべく一回で済ませるのが対策としては有効

もし離れている図書館を利用する場合は

「なるべく一回で複数の本を借りるようにする」

のがおすすめです。

本を複数同時に借りれば、返却期限も同一の日になるので、図書館に足を運ぶ回数を少なくすることができます。

なお、どうしても返却日がばらけてしまうという場合は「貸し出し延長」を利用することをおすすめします。

図書館は貸し出し期限が決まっていますが、貸し出しの延長を申請することができます。

図書館のHPから簡単にできてしまいますので、手間もかかりません。

詳しくは、利用している図書館の「利用案内」等で条件や申請方法を確認することをおすすめします。

貸し出しの延長申請で返却日を調整していけば、多少離れたところにある図書館でも、足を運ぶ回数を減らして有効利用することができますよ。

読んでいる途中でも返却しなければならない

図書館は返却期限が決まっていますね。

メリットでも期限があることについて触れましたが、同時に期限があることはデメリットにもなります。

自分の読書の進捗状況にかかわらず、期限に左右されてしまう部分ですね。

自分がその本を読んでいるのが途中だったとしても、期限が到来したら返却しなければなりません。

どんなに面白いと思っていても、返却しなければならないので、読書が強制的に中断されてしまいますね。

ただ、図書館は公共サービスなので、この辺りは当然と言えば当然ですね。

図書館はみんなが平等に利用できる空間なので、この辺りはルールを守って利用していきましょう。

ちなみに、返却期限が到来しても「次の予約が埋まっていない」のであれば、図書館の窓口で「いったん返却してその場で再度貸し出し」の手続きを取ってしまえば、連続で借りることができます。

どうしても読み切れない場合は、この方法を利用してみてはいかがですか。

まとめ

図書館利用についてまとめてみました。

多少のデメリットがあるとはいえ、多くの本を無料で借りることができるのは大きなメリットです。

現代人は社会人になるにつれて、図書館から足が遠のいてしまいます。

ですが、図書館には図書館なりの魅力があります。

図書館を利用することは現代においても確実に通用する情報収集の手段です。

図書館利用を始めてみてはいかがですか。