「本は読んだ方がいいよ」
誰もが一度は耳にしたことがあるフレーズですね。
でも、本は読んだ方がいいと言われても
- 時間がなくて、なかなか始められない
- 本は買ったけど、続けて読むことができない
- どうしたら読書を習慣にできるの
と考えてしまいますよね。
そのように悩んでいる方向けに、この記事では
社会人になるまで本を全く読まなかった私が、1年間に150冊の本を読むような読書好きになった方法
を紹介していきます。
私自身、社会人になるまでは本は全く読みませんでしたし、読書をしている人を見ると「偉いなー」とか「自分にはできないな」と感じていました。
今では、読書を習慣にしている読書家の仲間入りをしています。
この記事を読んで、読書の楽しみに気付いていただき、本を読む習慣作りの参考になれば幸いです。
なかなか読書ができない理由
- 読書をする時間がない
- 毎日仕事でクタクタになっているので、読書ができるだけの体力が残ってない
このような状態になっていませんか。
上記のようなかたは、そもそも「読書=大変なもの」と無意識のうちに感じているのかもしれません。
読書は面白くない、メリットを感じられない状態であれば、生活の中で読書に対する優先順位が低くなります。
読書に対する優先順位が低かったら、忙しい日々の中で「読書しよう!」なんて思わないですね。
読書に対して漠然と感じているネガティブな感情を取り除かなければ、読書を継続することは難しい。
まずは、読書に対するネガティブな認識を取り除いて、読書が好きになるようにしていく必要があります。
読書が好きになる方法
本は読み切らなくてもいい
読書は大変と思っている方は
「本は一言一句飛ばさずに読み切らないといけないもの」
と無意識のうちに考えているのではありませんか。
このような本の読み方をしているのであれば要注意です。
なぜかというと、そのような読み方を続けていけば、
「読書は苦しい」
という印象が付いてしまうからです。
これは問題なので、考え方を変える必要がありますね。
読書が辛くなったら、その本を読むのをやめてしまってもいい
テレビとかYouTubeを見ていても、つまらなくなったらチャンネルを変えたり、その番組を見るのを辞めますよね?
読書も同様です。
つまらなくなったら、内容を読み飛ばして読んでもいいし、その本を読むことを辞めてほかの本に移っていけばいいだけです。
でも、そのように聞くと
- 途中で投げ出してしまったらもったいない
- 本の飛ばした部分に重要なことが書かれていたらどうしよう
- 読み始めた本を最後まで読めないのはヘタレでは
って思われるかもしれません。
しかし、そんなことはありません。
本は、読みたいと思うから読むものです。
興味がなくなった本を読み続けた結果、読書が苦しいという印象が付いてしまうことの方が問題です。
自分が読んでいて「つまらない」と思ったら、その部分は読み飛ばしたり、読むのをやめて次の本に移っていこう。
読み切らなくてもいいという事を頭に入れて、読書をしてみてください。
「読んでよかった」という本に巡り合えるとモチベーションが上がる
いえいえ、そんなことはありません。
そもそも、自分がいいと思う本に巡り合うのは簡単ではありませんよ。
個人的には、「10冊読んで2~3冊いい本と巡り合えればよいな」くらいに感じています。
「これは本当に読んでよかった」って思える本なんて10冊に1冊あるかないかです。
そして、その本の良し悪しというものは人によって、または読む時期(年齢)によっても異なります。
読書初期は数をこなしていく
いま、一つの本を読み終わりました。
その読み終えた本が良かったと思うかどうかは、個人の価値観によるところが大きいです。
アマゾンで高評価を受けている、世間でベストセラーになっているからといって、その本が自分にとって良い本かどうかは別問題なのです。
ですので「数冊読んで読書が面白くなくてやめてしまう」のは非常にもったいない。
自分が、「この本は読んで本当に良かった!」と思えるような本に出合うまで、読書を続けてほしいです。
まずは、10冊、20冊と本を読み進めてみよう。
きっと、お気に入りの本が見つかります。
そして、お気に入りの本が見つかると、読書に対するイメージが変わりますよ。
最近では漫画風に編集した本もあるので、文字を読むのがつらいという方にはお勧めですよ。
ネットで検索する感覚で本を読む
皆さんも、スマホで何か気になることを調べたことがありますね。
この気になることって、調べていてもそんなに苦にはならないのではないですか?
本もネットにある記事も同じ文章でできています。
文章を読むという行為は日常生活の中で多く行われています。
- 仕事の書類を読む
- ネットのニュースを読む
- 参考書を読む
など、いろいろありますよね。
必要な情報は本から吸収する
例えば、「IOT」に興味を持ったとしましょう。
普段なら「IOTとは」とネットで検索するところを、関連する書籍を使って調べてみてください。
この時も、本を最初から最後まで全部読もうとする必要はありませんよ。
目次を見て、自分が気になったところから読んでいくのをお勧めします。
自分が知りたい部分だけ読んで、必要な情報が手に入ったら本を閉じてしまいましょう。
余裕が出てきたら、もしくは追加で調べる必要に駆られたときに、ほかの項目も読んでみるといいです。
知りたいことは、本を使って調べてみよう。
個人的な感覚ですが、本のほうが内容が体系的にまとまっているので、ネットで調べるときよりも網羅的に知識を吸収できます。
普段ネットで調べてしまうことを、本を使って調べてみてください。
私が読書をするようになった話(読書のメリットに気づく)
私は小さいころに親から読書をしろと言われてきました。
小学生の夏休み、外で遊びたい盛りの時に一日1時間の読書を義務付けられていました。
やりたくもない読書をしていたので、当然読書が嫌いになりました。
そのまま社会人になるまで読書はほとんど自主的にしたことがありません。
おそらく、社会人になるまで自主的に読んだ本は10冊いかないと思います。
そして、いずれも電車や飛行機の移動時間の暇つぶしとして読んでいただけなので、自分から能動的に時間を確保して読書をしていたわけではありませんでした。
読書のメリットに気づく
私が読書を始めたきっかけは、仕事で効率よく作業する必要に駆られた時です。
自分の今のやり方では限界があるので、自分が知らないアイデアを得るつもりで仕事の効率化に関する本を手に取りました。
本に書かれている内容を何個か実行してみたわけですが、その時に感じたことは、「本を読むこと自体、とても効率がいいこと」でした。
例えば、「仕事を効率化する方法が書かれた本」であれば、その人が仕事をするうえで長年かけて実践し、培った知識を体系的にまとめてくれています。
5年、10年かけて作り出してきたものを、ものの数時間で学べてしまいます。
これって、よくよく考えると非常に効率がいいですよね。
効率の良さだけでなく、読書はその読むジャンルによっていろいろなメリットがあります。
- ワクワクする気持ちにさせてくれる
- リラックスできる
- 自分の知らないことを効率よく学べる
- 視点が広がる
- 普段の生活に使える
- 読書好きの人とのコミュニケーションが楽しくなる
などなど。
読書のメリットに気づくことができれば、きっと読書が好きになりますよ!
おすすめの読書習慣
純粋に、読書をすることを毎日の習慣にしていただきたいです。
仕事前でも仕事終わりでも就寝時間前でも通勤中でも構いません。
毎日10分でもいいので、本に触れるという行動をとってほしいと思います。
本を読む習慣がついてしまえば、その行動自体全く苦ではなくなりますから。
読書に慣れてきたら、ある程度まとまった時間を確保することをお勧めします。
読んでいる内容が面白くなってきたときに、その気持ちを大事にしてそのまま読み進めてもらいたいからです。
時間がないと、途中で読書を中断しなければならないですからね。
読書を毎日の習慣にして、慣れてきたらまとまった時間を確保してしてみよう。
特に、仕事前の朝の時間に読書するのはお勧めです。
静かな空間でだれにも邪魔されないし、頭がクリアなので、スラスラと本を読むことができますよ。
まとめ
読書にはメリットがたくさんあります。
読書の面白さがわかれば、読書を習慣化していくことが可能です。
「本を読もうかなー、読んだ方がいいかなー」
とか
「時間が余っていて暇だ」
って方は、是非とも今から書店なり図書館に行って気になった本を手に取って、読書を始めてみてください。